私はいわゆるミニマル・ミュージックを基本的には好まない。とりわけ、スティーヴ・ライヒとフィリップ・グラスの音楽は耐えがたい。が、好ましく感じるものもある。たとえば、テリー・ライリーの音楽やシメオン・テン・ホルトの《カント・オスティナート》などがそうだ。私の好き嫌いを分ける点は「押しつけがましさ」や「暴力性」である。ライヒらの音楽には私はそれを強烈に感じる一方、ライリーの音楽には感じず、むしろ安らぎを覚える(もちろん、これはあくまでも私個人の感じ方にすぎない。ライヒらの音楽を好む人たちはこれとは違った聴き方をしていることであろうし、それはそれで大いにけっこうなことだと思う)。それゆえ、時折、後者らの音楽を聴きたくなるわけだ。
そのライリーが現在日本在住だとは知らなかった。それにはコロナが関係していたとか(https://tower.jp/article/feature_item/2023/09/05/1110)。つまり、「ご縁」があったわけだ。ならば関西でも演奏会をしてくれないかなあ。
こもっとも: https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/f4b13f18d1907d81d0b0e0f3246461cd7506dee2