兄のすすめで鈴木智彦『ヤクザときどきピアノ』という本を読んだが、これがまことに面白かった(https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480440518/)。内容紹介にある文言、「ピアノには人生を変える力がある。あなたにとってのピアノを探せ!」というのは(とりわけ後半は)至言だと思う。私も何か探してみようかな。
が、それはそれとして、これまでピアノでさんざん苦労してきたために情熱を失った人や、半ば惰性で続けている人にも同書はおすすめである。そこには自分が忘れてしまった、あるいは忘れかけている大切なことが見出されるだろうから。
それにしても、同書に登場する「レイコ先生」はかっこよすぎる!