2024年が始まった。昨日述べたように、とにかく自分の「これだ!」ということに励むしかない。
今年の「初弾き」はベートーヴェンのピアノ・ソナタ第31番第1楽章(もちろん、うまくは弾けないが)。そして、「聴き初め」はシェーンベルクの作品1と2。今年は彼の生誕150年なので、日々、作品番号順に作品を聴いていくつもりだ。それにしても彼は一生の間にこの出発点から何と遠くへ行ってしまったことか。だが、それにもかかわらず、最後までその音楽は伝統に深く根ざしていた。まことに偉大な作曲家である。
なお、今年はシェーンベルク以外の有名どころではブルックナーとライネッケの生誕200年、ブゾーニの没後100年、アイヴズの生誕150年、團伊玖磨の生誕100年。
[追記]
上の文を投稿したのち、まさかあのような地震があるとは……。自宅でかなりの揺れを感じたが、たぶん震源はどこか別のところだと思ってすぐに調べてみると、石川県の能登ではないか。一週間前に葬儀で金沢へ出かけてきたばかりなので、なおのこと驚きである。被災者の方々にお見舞い申し上げたい。