2024年2月16日金曜日

今月の「100分 de名著」

  今月はNHKの「100 de名著」を観ている。取り上げられているのがリチャード・ローティの著作であり、「指南役」が哲学をまさに日々実践している哲学者、喜哲さんだからだ(https://www.nhk.jp/p/meicho/ts/XZGWLG117Y/blog/bl/pEwB9LAbAN/bp/poVnBqWgLo/)。すでに2回放送されているが、いずれの回も実に見応えがあった。再放送もあるので、未見の方は是非!

 

 ところで、朱さんは昨年、『〈公正(フェアネス)〉を乗りこなす: 正義の反対は別の正義か』(http://www.tarojiro.co.jp/product/6397/)という著作を世に送り出しているが、これも「名著」である。書名にある「乗りこなす」という文言がミソで、同書で説かれているように考えてみれば、日々の暮らしの中にあるいろいろな息苦しさは何かしら軽減されるのではなかろうか。

 なお、同書は音楽(をめぐるコミュニケーションの問題)のことを考える上でも示唆に富んでいる。というわけで、これを活かして私も自著を書かねば……。