Notas misceláneas sobre la música y otros
日本人の西洋音楽に影響を及ぼしているのは日本語だけではない。西洋人とは異なる日本人のエートスもまた、具体的な楽曲に対する感じ方や考え方について彼我の差を生み出さずにはおくまい。では、その「差」を西洋の(一神教が根底にある)認識論や存在論で適切に――つまり、日本の西洋音楽をたんに「紛い物」や「欠如態」にすぎないものとしてしまうことなく――とらえることができるのだろうか?