今日のNHK-FM「現代の音楽」は「1970大阪万博のサウンドスケープ(1) 未来都市へようこそ!」というもの(https://www.nhk.jp/p/rs/6J686W68QL/episode/re/ZPPW4P5W7W/)で、これは面白かった(題材の勝利!)。こうしたものをその場で体験できた人たちがつくづくうらやましい(私は当時4歳になる年だったので、当然、それはかなわなかった。いちおう、父親に連れられて万博に行ってきたということだが、ほとんど何も覚えていない)。
伝聞形にせよこのあまりに輝かしいExpo 1970のことを知っているものだから、現在のExpo 2025には全く出かける気がしない。「もはや、そのようなものを行う時代ではない」と思うからでもある。
とはいえ、それに出かけたい人のことをとやかく言うつもりはない。試しに大学の学生に尋ねてみると、皆、行くつもりだとのこと。なので、私はその感想を聞かせてもらうのを楽しみにしている(なお、私は学生には旧大阪万博の「太陽の塔」を見に行くことを強く勧めている。私も数年前に出かけてきたが、すばらしい体験だった。塔内では松村禎三の《祖霊祈祷》――最初に触れた番組でも取り上げられていた音楽――が流されており、気分を大いに高めてくれる。まだ行ったことのない方は是非、お試しあれ)。