このところシューマンの室内楽曲をあれこれ聴き直している。先日も弦楽四重奏曲第1番作品41の1やピアノ三重奏曲第3番作品110を楽譜を見ながら聴いたが、改めて何とも不思議な音楽だと感じた(もちろん、「不思議な」は讃辞)。彼の他の器楽曲、すなわち、ピアノ独奏曲や管弦楽曲などではあまりこうした感じは受けない。もしかしたら、シューマンの器楽曲でもっとも先鋭的なのは、そして、幻想的なのは室内楽曲なのかもしれない。ともあれ、当分はあれこれの作品に耳を傾けることにしよう。
今日は愛犬セラフィン(2002-2014)の命日。肉体は滅んでも私の中で今も生き続けており、それは今後も変わるまい。