2025年11月29日土曜日

愛犬セラフィンの絵

   数日前に59歳の誕生日を迎えた。ということは、来年には60、還暦である。ああ恐ろしや。まあ、人には常に「今」しかないのだから、年齢など気にせず「今を生きる」ことが大切ではあるが。

さて、今年は娘からとてもうれしい贈り物をもらった。それは今は亡き愛犬セラフィン(2002-14。通称「ふいちゃん」 )を描いたものだ。近年、娘は趣味で絵画教室に通っており、そこで描いた水彩画の1つがこれである。これを見ると在りし日の愛犬のことがまざまざと思い出される。

娘に深く感謝。この絵を眺めていたら、ぴったりの音楽が見つかった。それはエドゥアール・シラス(1827-1909) の《無言歌》第1集の第1曲。だが、残念ながらその音源はない(昔々、金澤攝さんがカセットテープ用に録音してはいるのだが……)ので、「次点」の曲として、同じ作曲家の《マルヴィーナ》をあげておこう(https://www.youtube.com/watch?v=cgP0PJ749ww)。

 

 誕生日といえば、私が生まれた年月日と全く同じ日に完成したのが野田暉行(1940-2022)の交響曲第1番だ。そこで、今年もこの曲を誕生日に聴き返してみた。CDで出ている演奏が私はあまり好きではなかったのだが、幸いにももっとよい演奏、すなわち、初演時の録音をインターネットで聴くことができる(https://www.youtube.com/watch?v=XLxci2HFo7Y&list=OLAK5uy_kX4Li_EvvGtv2lxii862f1R_b1QpfgOpo)。こちらはよい演奏であり、作品の魅力が十分に伝わってくる。