今日は京都市京セラ美術館へ「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展 美の革命」を観に行ってきた(https://cubisme.exhn.jp/)。前から楽しみにしていたのだが、まことに充実した内容で大満足。キュビスムの絵画や彫刻をずっと観ていると、何か異次元に迷い込んだような気がして面白い。
そんなときに思い浮かぶのがストラヴィンスキーだ。既存の素材を解体し、妙な具合に変形し、再構成した彼のある時期の音楽はキュビスムの画面を彷彿させる。今日、数々の絵画や彫刻を眺める私の頭の中ではストラヴィンスキーの音楽があれこれ鳴り響いたのだった。
それにしても、このキュビスムに限らず、ある時期までの芸術には少なからぬ人々を巻き込み、夢中にさせたムーヴメントがいろいろあったが、今はどうか。