私にとってロッシーニは「オペラ作曲家」であるよりも、それ以外の曲種の作曲家である。すなわち、彼の大小の器楽曲や声楽曲、それに宗教曲――たとえば、弦楽のためのソナタ、チェロとコントラバスのデュオ、小盛儀ミサ曲、そして、《老いの過ち》と題された曲集に収められた曲など――の方を私は好んで聴いてきたし、ピアノ曲などは戯れに自分で弾いてみもした。そして、その都度、彼の音楽に魅せられてきたのである。
その《老いの過ち》は膨大な量の曲を含む曲集なので、残念ながらこれまでにそのほんの一部にしか触れることができなかったのだが、うれしいことにそのまとまった録音が出る:
これは是非とも聴いてみたいものだ。
私がこよなく愛するロッシーニのチェロとコントラバスのための二重奏曲:https://www.youtube.com/watch?v=tqzuuOdKsAg。これは音だけ聴いても十分面白いが、演奏者の動作を見るとさらに楽しめる。
いや、すばらしい: https://news.yahoo.co.jp/articles/f0466c1ba7f97017520a1cd44f6576351d75e1e8