久しぶりにエドガー・ヴァレーズ(1883-1965)の《砂漠》(1954)を聴く。私にとってはこれは夏向きの音楽だ。手持ちのいくつかのCDの中からロバート・クラフト指揮のものを選ぶ(https://www.youtube.com/watch?v=3a8KPp-be2U&list=RD3a8KPp-be2U&start_radio=1)。スピーカーから出てくる響きはまことに涼しげに感じられ、気分爽快になった。
ところで、この作品は器楽による部分とテープに録音した電子音響による部分が交互に演奏される。後者については現在の聴き手にとってはもはや「博物館」の収蔵品のように感じられるだろうが(だからこそ面白いともいえる)、もしかしたらこの録音を収めたLPが発売された 1962年(初演の8年後)の聴き手にとっても些か古めかしく感じられたかもしれない。というのも、そうしたものをつくり出す技術とつくり出される音響のありようは日々どんどん変わっていっていたからだ。
この《砂漠》の電子音響部分を現代のテイストでリミックスしたら面白いかもしれない。