Notas misceláneas sobre la música y otros
ショパンのエチュードや前奏曲は、いわば音楽の「ショート・ショート」。こうしたものを書くには大作を仕上げるのとは異なる仕掛けや工夫、そして何よりもセンスが必要となる。その点、ブラームス晩年の一連のピアノ小品は見事に構成されてはいるが、どこか「詰め込みすぎ」で「理屈っぽい」ものを感じさせる(その詩情に強く心惹かれるはするものの……)。それはやはり彼が大作に本領を発揮する人だからであろうか。
西洋(芸術)音楽史には長編作曲家を厚遇し、短編作曲家を軽視する傾向があるようだが、なぜなのだろう?