今から100年前の1926年にバルトークは《戸外にて》《ピアノ・ソナタ》《ピアノ協奏曲第1番》などの名曲を完成させている。ものすごい「当たり年」だと言えよう。そして、これらは普通のレパートリーとして定着して今日に到る。
100年も生き残る音楽作品が果たしてどれほどあるものだろうか。1926年作限らず、20世紀の作品について、いろいろと調べてみれば面白かろう。
100年といわず、50年ではどうか? だが、1976年に生まれた音楽作品の中で今日でも演奏されているものは、1926年作よりも少ないにちがいない。
いわゆる「現代音楽」作品の中で、いったいどのようなものがレパートリーとして生き残っているのだろうか。そして、その「生き残り」の条件とは何だろうか。