今日はあの無謀な戦争に突入してからちょうど80年めの日。その開戦は私が生まれたときにはまだ25年前、小学生の頃でさえ30数年前のことでしかなかった。が、自分が生まれる前のできごとであり、また、自分が生きていた時間もさほど長くなかったものだから、当時には想像を絶する昔のことに感じられた。
ところが、今となって逆に、1941年12月8日がさほど遠くない過去に感じられるから不思議である。自分が55年も生きてきたものだから、80年もそれほどかけ離れた長さではないという感じを(なんとなく)いだくからだろうか。そして、もう1つには、そうした(ただし、異なるかたちでの)動乱の時代がさほど遠からず再来するような気がするからだということもあろう。
ジャズの理論書(教本)を読んでいると、クラシック音楽の場合と用語が異なるので、いちいち頭の中で前者を後者に変換してみないと腑に落ちないから、なかなか先へ進まない。
両者の用語の間ではすぐに置き換えできるものもあれば、なかなかうまくいかないものもある。が、それは両者の音楽のありようの違いを反映しているわけで、そこが面白いとも言える。いつかこの問題をゆっくり考えてみたいと思っている(が、その「いつか」はいつになることやら……)。
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すっかり忘れていたが、今年はジョスカンの没後500年(!)にあたる。かくも大昔の人の音楽が今でも普通に歌われ、聴かれているというのは、やはり驚くべきことだ。さて、現存する作曲家のうち、500年後でも作品が演奏されているものがどれだけあるだろうか。どんな作品がそうなっているのか大いに興味が持たれるところだ(が、これは確かめようがない。また、そもそも、その時点で世界はどうなっていることやら……)。