2022年が始まった。午前中に「書き初め」ならぬ楽譜の「写経初め」を何の考えもなくしたところ、とても清々しい気分になった。そして、午後には急にバルトークの《管弦楽のための協奏曲》が頭の中で鳴り出したので、これをフリッツ・ライナー指揮の音盤で聴いたところ、気分爽快になり、今年はなんだかよい年になりそうな予感が……。まあ、とにかく自分で立てた目標、すなわち、『ミニマ・エステティカ――音楽する人のための音楽美学』の完成に邁進するのみである。
今年はセザール・フランクの生誕200年、アレクサンドル・スクリャービンの生誕150年、ヤニス・クセナキスと別宮貞雄の生誕100年にあたる(他にもいろいろあるだろうが、ぱっと頭に浮かんだのは以上の人たちだ。なお、哲学者の今道友信も生誕100年)。
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おっと、もう一人重要な作曲家を忘れていた。松下眞一も今年生誕100年である。