いや、この演奏は実にかっこいいなあ:https://www.youtube.com/watch?v=ex46Nv5vi8g。ちなみにこの物語(全部見てみたが、なかなかの名作である)の時代設定は1960年代後半。ジャズ(や「現代音楽」)が輝いていた頃である。こんな刺激的な時代に青春時代を送った人をうらやましく思う(すると、「でも、いろいろとたいへんな時代だったのだぞ」と当事者から言われるかもしれない。だが、いつの時代でも何かしら問題を抱えていてたいへんなのは同じことである)。が、時計の針は戻せない。というわけで、自分なりに今現在の(なかなかに難儀な)時代を楽しく生きて行くしかない。
上の動画を見て(聴いて)から〈私のお気に入り〉が耳について離れない。先日ビル・エヴァンズの音源をここにあげたのは、 その影響である。ともあれ、実に素敵なソングだ(映画『サウンド・オブ・ミュージック』も「私のお気に入り」の1つである)。
---------------------
この演奏も実によい:https://www.youtube.com/watch?v=SCSHyUaZYGM。上で触れた物語の最終回からのものだ。そこに到るまでの経緯を知っている方が深く味わえるが、それなしでも十分楽しめる。とにかく、この物語はジャズを実にうまく用いていると思う。あまり細かいことが気にならないのは私がジャズのことをあまり知らないからかもしれないが、それでよいのだ。クラシック音楽を用いた映画やドラマ、アニメなどはアラが気になって楽しめないことがほとんどなのだから。ともあれ、この『坂道のアポロン』はよい物語である。
〈モーニン〉という曲は知っているが、アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズのアルバム『モーニン』は実はまだ聴いたことがない。他のミュージシャンやアルバムが優先されるために、なかなか順番が回ってこないのだ。が、この『坂道のアポロン』の影響でその順番が繰り上げられた。というわけで、遠からぬうちに聴いてみよう。