2021年1月3日日曜日

『れいわ一揆』を観た

 BS放送で原一男監督の『れいわ一揆』(http://docudocu.jp/reiwa/)を二日に分けて(何しろ4時間超の映画なので……。初日は放送をリアルタイムで、二日目は同時に録画しておいたものの後半を)観た。

 とりわけ興味深かったのは、候補者たちの遊説の場に居合わせた人たちの反応だ。候補者の言葉――大政党がスピーカーで垂れ流す無内容な騒音(私はそんな場に遭遇したらいつも耳を手でふさぐことにしている。耳と頭が大切だからだ)とは明らかに異なる「声」――が何かしら届いているように見受けられたからである。そして、こうした「声」に耳を傾ける人――「この国が今のままでよいわけがない」と感じる人――は潜在的にもっといるはずだと思った。