2024年7月4日木曜日

メモ(111)

  日本語歌曲を歌う際にベル・カントとおさらばし、さりとて、古い西洋音楽での「ノン・ヴィヴラート」唱法をそのまま取り入れるのでもなく、もっと日本語に適した唱法を工夫するならば、言葉の聞き取りにくさはかなり改善されるのではなかろうか。もちろん、作曲家が歌の書法面でさらなる工夫を凝らすことも必要だが、歌手の側でもできることはあるような気がする。ダメ元でいろいろ試してみてもよいのではなかろうか。