2021年6月8日火曜日

メモ(60)

  「勉強のための勉強」はもうたくさん(と言うほど勉強してきたわけではないが……(恥))。今は自分にとって切実で具体的な問題を考える際に「使える」ものを必要に応じて学ぶか、さもなくば純粋に好奇心に導かれて学ぶことしかしていないし、したくない。が、幸い、そのようにしても、学びたいことはいくらでもある(し、逆に増えてくる)ので、死ぬまで退屈せずにすみそうだ。

(今日、このような話題になったのは、仕事に出かける途中で寄った書店でたまたま手に取った書物がいかにも「勉強のための勉強」(精確言えば「学問のための学問」、「学問についての学問」)の産物に見えたからだろうか。少しばかり読んでうんざりし、すぐに書架に戻したが、その本で述べられているようなものが「学問」だというのならば、自分はもうそうしたものとは今後ずっと無縁でかまわないと思った。が、もちろん、学び、考えること自体を止めるつもりはない)