2025年も今日で終わり。振り返ってみれば、今年は(今年も?)「惑いの年」だった。来年はそこから脱出しなければなるまい。そのためにはいろいろ模索中の2つの課題をきちんとこなす必要がある。
今年いろいろ聴いた音楽の中でとりわけ深い感銘を受けたのは、アンジェイ・パヌフニク、ルベルド・ジェラルト、アルバン・ベルクとダリウス・ミヨーの作品だ。これまでも彼らの作品を聴き続けてきてはいたが、「こんな凄い音楽だったのか!」と遅ればせながら気づいた次第。というわけで、それらの作曲家と作品についてもっと深く知りたいと思っている。
前回話題にしたリヒャルト・シュトラウスだが、今頃彼の音楽をいっそう面白く感じだしたのは、このところ聴いている演奏のおかげであろうか。それはルドルフ・ケンペ(1916-76。来年は没後50年)指揮の演奏で、実に魅力的なのだ。彼の手にかかると音楽が実に劇的に鳴り響くのだが、それが決してつくりものめいておらず、そこに聴き手を自然に引き込んでくれる。
家族が「紅白歌合戦」を観ており、私も時折覗きにいっているのだが、「昭和歌謡」のスターたちの技芸に圧倒される。岩崎宏美、矢沢永吉、郷ひろみといった人たちはもはやかなりの年齢にもかかわらず、今でも現役の歌手たちであり、実に見事なパフォーマンスを聴かせ、見(魅)せてくれるのだ。いや、凄いものである(もちろん、若い歌手たちの中にもなかなか面白そうな人がおり、楽しませてもらっているが、自分の感覚にしっくりくるのは昭和歌謡の方である。まあ、私も昭和世代の者なので仕方がないか……)