こうも暑いと「気分はスペイン音楽」である。今朝も仕事に出かける前にファリャを聴いていた。
どうも日本のクラシック音楽界では今ひとつスペイン音楽はマイナーな存在のようである。が、歴史の上では他の欧米諸国よりもスペインとの方がつきあいは古いし、言語リズムの面でもドイツ語や英語よりもラテン諸語の方が日本語に近いことを思えば、もっとスペイン音楽が好まれてもよいように思う。
「日本スペインピアノ音楽学会」なるものがあることを最近、初めて知った(http://spainpiano.jpn.org/)。まことにけっこうな会ではないか。が、1つ残念なのは、それが「ピアノ音楽」に限られていることだ。スペイン音楽の中ではピアノ音楽は必ずしもマジョリティーではないだろうし、他ジャンルの音楽も含めた方がもっと面白い会になるだろうに。とはいえ、もちろん、こうした会の存在は貴重ではある。