2024年11月10日日曜日

ヴォルフガング・リーム

  今日のNHK-FM「現代の音楽」で取り上げられていたのはヴォルフガング・リーム(1952-2024。今年に亡くなっていたことを今日はじめて知った)。昔からあまり好きになれないタイプの作曲家だったが、それでも聴いてみる。すると、若い頃の《Cuts and Dissolves 》(1976)からの抜粋は意外に面白かった。ところが、時代が下るにつれてだんだん嫌になってくる。番組最後に取り上げられていた《画家の詩》(2014 )では途中でラジオのスイッチを切ってしまった。作品からは力のある作曲家だということは私程度の者にも十分わかるし、彼の音楽のファンがそれなりにいても当然だとも思う。が、やはり私個人の好みには合わなかったわけだ。残念。

 

昨日話題にした伊藤隆太は医学者にして作曲家だが、同様に二足のわらじを履いていた作曲家としては、たとえば、松下眞一、松平頼暁などがいる。いずれも理科系の人だ。他にももっといるはずだが、そうした作曲家の中で理科系と文化系の割合はどうなっているのだろうか?