2024年11月30日土曜日

グラズノフの弦楽四重奏曲

  このところアレクサンドル・グラズノフ(1865-1936)の弦楽四重奏曲を楽しんでいる。第1番は「作品1」で1881-82年の作。つまり、彼が167歳の頃に書かれたものだが、その完成度の高さと内容の豊かさにはただただ驚かされる(https://www.youtube.com/watch?v=7lYRlTE-rSI&list=PL_YjoiD93vYNUNapZ36NJo7UtTXAK3G-z)。そして、最後の第7番は作曲家としての晩年にあたる1930年の作だが、これがまた何とも味わい深い曲だ(https://www.youtube.com/watch?v=6DlFKTH0Euo&list=PL_YjoiD93vYNUNapZ36NJo7UtTXAK3G-z&index=10)。

 一部の音楽家(協奏曲をレパートリーとしているヴァイオリニスト、あるいは、協奏曲や四重奏曲に親しんでいるサクソフォン演奏者)や愛好家を除けば、日本ではグラズノフは今ひとつ影の薄い存在のようだ。が、もっと演奏される機会があってもよいと思う。チャイコフスキーの交響曲(もちろん、それはすばらしい音楽だが……)ばかりなんとかの一つ覚えのように取り上げるのではなく、たまにはグラズノフの交響曲を取り上げるとか、あるいは、ピアニストもラフマニノフやスクリャービンばかりでなく、魅力的な協奏曲やソナタを弾くとかすればよいのに。

 

 Amazon 経由で海外に注文した品が予定日を過ぎても届かない。そこで、やはりAmazonを通して文句を言ったところ、何とそれからようやく発送したようだ。今回だけではない。これまでにも海外の業者のこうした杜撰極まりない対応には何度も苦汁を飲まされてきている。それに比べれば日本の業者はまことに律儀だ。何か問題が生じても即座に的確な対応をしてくれるので、これまで不満を抱いたことは一度もない。こうした美徳がこれからも保たれますように。