今日から師走だ。全く月日の経つのは早いもの。1年のうちで早春に次いで好きなのがこの時期なのだが、今年は何かとバタバタしていて、気がついたら年が明けているということになりそうだ。
それでも、今月は楽しみにしている演奏会が2つある。感想は聴いたのちに述べることにしたいが、いずれもピアノ絡みで、1週間のうちにその2つが催される。普段の私ならば面倒くさいと思い、そんな短いスパンで出かけることはまずないのだが、この場合はそうではない。それだけ楽しみにしているということだ。
毎年この時期に感じるのは、「砂時計の残りの砂がどんどん減っていっていることだなあ」ということである。そして、そのつど、残りの時間でできること、そして、すべきことを考える。私の場合、2つの課題は必ずこなしたいと思っており、あとは「できればラッキー」くらいのつもりでいる。が、今年はほとんど何もできていないので、来年こそは。
ところで、年末といえば、ベートーヴェンの「第9」だが、いつも同じではつまらないので、私はしばしば他の作曲家の「第9」を聴くことにしている。もちろん、そうなると選択肢はかなり限られてくるが、それでもよい。今年は誰がよいだろうか。
もっとも、そうは言いつつも、一生のうちに一度はベートーヴェンの「第9」の合唱に参加してみたいと思っている。その機会はいつ訪れるだろうか。