2025年3月28日金曜日

吹奏楽たえてコンペのなかりせば夏の心はのどけからまし?

 この記事には驚いた:https://news.yahoo.co.jp/articles/77833261c518023fcd3734a7eeb576f6694d9d0eが、こんなことがあっても不思議はないとも思う。この国では分野を問わずこうしたことが起こってしまうのは、やはり国民性というものなのだろうか。とはいえ、それをそのまま放置しておいてよいわけがない。

 吹奏楽の場合、やはりコンクールの存在がこうした悲劇を招きよせているのだろう。そこで行われている音楽の中身についての評価はさておき、音楽家を目指しているわけでもない生徒がコンクールのために他の多くの事柄を犠牲にするようなことがあってよいわけがない。それゆえ、私などは「吹奏楽たえてコンペのなかりせば夏の心はのどけからまし」(「コンクール」では字数が多すぎるので類義語の「コンペ」とした。ちなみに、「夏」はコンクールの開催時期)ではないかと思ってしまう。コンクールなどなくても音楽は楽しめる、いや、むしろない方が楽しめるはずだから。そして、その方が教員、生徒ともにハッピーになれるのではなかろうか。