2023年8月1日火曜日

しつこくも今日もアイヴズを

  しつこくも今日もアイヴズを聴いてしまった。《ロバート・ブラウニング序曲》 (1912)がそれだ。この何とも過激でありながらも、この上なく美しい音楽には本当に心惹かれる:https://www.youtube.com/watch?v=FoBCKcw2zRU

  私がこの序曲を初めて聴いたのは、LPでのこと。ストコフスキー指揮による演奏で、同じディスクには第4交響曲も収められていた。当時は交響曲の方にばかり注意が向いていたが、その後、序曲もお気に入りになった。

 それにしても、その頃(1980年代前半)にはアイヴズはまだマイナーな存在であり、日本で手に入るディスクの数などごくわずかだった。ところが、今ではそうではない。インターネットで聴ける音源も含めれば、彼はそれなりにメジャーな存在になったとはいえよう。

 とはいえ、私はまだ実演でアイヴズ作品を聴いたことがない。来年は生誕150年(シェーンベルクも同じ!)にあたるので、その機会が訪れることを期待しよう。