昨日大学図書館の書庫で楽譜を物色していたところ、レイモン・ガロワ=モンブラン(1918-94。ということは、昨年は没後30年だったことになる)のピアノ曲が目に留まる。ピアノ・ソナタなどがあり、2点借りてきた。これから音のありようを探ってみるのが楽しみだ。
モンブランの名は今の日本では作曲家としてよりもヴァイオリン奏者として記憶されているかもしれない。彼がジャン・ユボーと録音したフォレのヴァイオリン・ソナタ2曲は私が知る限りでは最高の名演である。
さて、そのモンブランに学び、強い影響を受けたのが三善晃(1933-2013)である。その三善のピアノ曲が図書館の書架では奇しくもモンブランの隣に収められていたのだ。なんたる偶然! いや、それはたんなる偶然ではないのかもしれぬ。