今日は甥の命日。メールでの第一報を見たときの衝撃は忘れられない。思わず「そんな馬鹿なことがあるか!」と叫んでしまった。当時、甥はまだ16歳だったのだから。しかも、全くの突然死だったと後から知れば、なおのこと、「そんな……」との思いは募る(親たる兄夫妻の心痛やどれほどのものだったろう)。
あれから8年。葬儀の席で頭に浮かんだ追悼の曲《Memories of You》はまだ書き上げていない。どうということのない音楽なのだが、できるだけきちんと仕上げたいと思っているからだろうか。とはいえ、これはいずれ絶対に……。それまでの「繋ぎ」として、今日は他人の曲、すなわち、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第15番の緩徐楽章を献花のごとくに甥に手向けたい:https://www.youtube.com/watch?v=gumi5pEpOaA。