昨日、なぜか次のようなものを聴いてしまった:https://www.youtube.com/watch?v=9Tv8ZxZhfAE&list=PLJk2lr_LwU0PHYQbYutnqXKrO2rs2kKx1。1981年5月の放送だというから、今から44年前のものである。「クラフトワーク」といえば「テクノポップ」の先駆者でありYMOに影響を与えたバンドだが、私はテクノが好きではない。にもかかわらず、昨晩はそれを楽しく聴いた。そして、思った。「ああ、何とのどかな音楽であり、のどかな時代だったことか」と。当時ならば先端を行く尖った音楽に聞こえたはずなのに。
「サウンドストリート」という番組も放送当時にはほとんど聴いていない。私が日頃聴いていたのはその前の時間帯にあったクラシック音楽の番組だった。が、こうして当時の録音を聴いてみると、「ああ、もっと聴いておけばよかった」と思う(ちなみに、妻は佐野元春が司会の日を欠かさず聴いていたそうだ)。昔からもっとポップスに積極的に馴染んでいたら、その後の自分の人生のありようも少なからず変わっていたかもしれないなあ。
今日は今日で、「目覚まし」のための朝のクラシック音楽番組の後も何気なしに聴き続けていると、「音楽遊覧飛行」という番組で懐かしの昭和歌謡が次々と流れてきた。その中にチューリップの《サボテンの花》(https://www.youtube.com/watch?v=VaxbB-DBPPo)があったのだが、つい聴き入ってしまう。そして、思った。「ああ、何とナイーヴな曲であり歌詞なのだろう」と。その曲に何かしらシンパシーを覚えつつ。