今朝のFMでベアトリーチェ・ラナが弾くバッハの協奏曲を聴く。とてもよい感じだった:https://www.youtube.com/watch?v=WC5GjWN5LJQ。
このピアニストの演奏は手持ちのラヴェル・ボックスやストラヴィンスキー・ボックスに収められていてので耳にしてはいたのだが、特に注意を惹く演奏ではなかった。が、今日のバッハはそうではなく、はつらつとした「生」の躍動にぐっと引き込まれてしまう。それゆえ、これからこの人の演奏をもっといろいろ聴いてみたい。
私は自分で積極的に未知の演奏家や作曲家を見つけようとすることはなく、概ね「たまたま」の出会いを待っている。だから、知らずにいる人の方が多いことだろう。が、何が何でも聴かなければならない作曲家や演奏家などそうそういるわけでもないので、これでよいと思っている。もちろん、ときには「聴き逃し」を後悔することもないではないが、仕方がない。人生の時間は限られているので、あれもこれもというわけにはいかないからだ。「ご縁がなかった」ということで。