Notas misceláneas sobre la música y otros
シューマンの歌曲について「『テクストを下敷きにした(あるいはテクストをかぶせた)ピアノ作品』という言葉が似つかわしい場合さえ多い」(アルンフリート・エードラー『シューマンとその時代』、山崎大郎・訳、西村書店、2020年、303頁)という評を読んだとき、「なるほど!」と思った。それは良くも悪くももはやたんなる「歌」ではないわけだ。面白いものである。そして、それは20世紀の、とりわけある種の「現代音楽」の歌曲に繋がる点であろう。