暑くなってくると私の中で「ギター熱」に加え、「ジャズ熱」も上がってくる。先日、たまたまyou tubeで次の動画を見たが、何とかっこいいのだろう!:https://www.youtube.com/watch?v=xZ5E4Jo3lpU
思えば、私が昔々、初めてマイルズ・デイヴィスのパフォーマンスをテレビで観たのは、まさにこの《Human Nature》のものだった(ただし、この動画のものとは異なる)。彼のことは「ジャズの帝王」とか言われているのを耳にしていたので、当時はちょっと不思議な気がしたものだ(が、それは私の無知のしからしめるところ)。とはいえ、何か妙に心に残るところがあったのも確かで、その後、マイルズの録音を時系列でいろいろと聴き、「ああ、そういうことだったのか」と得心がいった次第。
マイルズのパフォーマンスにはとにかく無駄がない。ちょっとした音の身振りが多言を費やした表現よりも格段に心に響くのだ(スタイルこそかなり異なるものの、同じことはセロニアス・モンクのパフォーマンスにも感じられる)。とにかく何とcoolな音楽であることよ。というわけで、これからマイルズを聴く頻度が上がることだろう。