2021年10月9日土曜日

ついに出たか! シベリウスの第4交響曲のスコア

とてもうれしいことに、音楽之友社からシベリウス第4交響曲のスコアが出ていた:https://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?code=480268。先日、楽譜店でたまたま目にして、「ついに出たか!」と欣喜雀躍した次第。第137がすでに刊行されているので、こうなると残りの2曲も期待してよかろう。

音楽之友社のシベリウスのスコアで解説・編集を担当しているのは日本でのシベリウス研究の第一人者たる神部智氏であり(同社刊の氏の『シベリウス』は名著!)、その点でも今回の第4交響曲の刊行はありがたい。これは近日中に購いたい。

なお、この神部氏は私の1つめの大学院での先輩にあたる。在学時にはお会いしたことはなかったが、両者共通の指導教官の田鎖大志郎先生(作曲)から「よい」噂はうかがっていた。そして、先生の退官記念パーティー(13年前のことである)でようやくお目にかかることができたが、温厚篤実な方であった。場所が場所だっただけにゆっくりお話をうかがえなかったのが残念である。

シベリウスの音楽を私が楽しむにはまだまだ暑すぎる日が続くが、それももうしばらくの我慢だろう。 来たれ、シベリウスの季節よ。


実は最初はシベリウスのよさがよくわからなかった。が、学部学生時代、オケのサークルで第2交響曲に取り組み、このとき、シベリウス一流の時間・空間感覚を身を以て知ることとなった。また、上記の大学院時代、作曲の島田広先生から《タピオラ》と第5交響曲の魅力を教わり、以来、シベリウスが大好きになり、今日に到る。

フィンランドの現代の作曲家といえば、カイヤ・サーリアホ(1952-)が有名だが、私はあまり好まない。マグヌス・リンドベルイ(1958-) は好きでも嫌いでもなく、エサ・ペッカ・サロネン(1958-)は「作曲もする指揮者」(これは讃辞!)だと思っている。もっと若い世代にはどんな作曲家がいるのだろうか。いずれあれこれ(現代のみならず、シベリウス以後の人たちを)聴いてみたい。