2021年3月24日水曜日

パンチョ・ヴラディゲロフの新譜/『古典派音楽の様式』の内容見本

 数日前の演奏会の感想でパンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978)のことにも触れたが、いつも見ているショップのサイトでそのCD新譜情報が出ていた(https://www.hmv.co.jp/news/article/2103221015/。なお、曲名が「練習曲」となっているが、これは「前奏曲」が正しい)。そこにはPVもあげられていたので早速見てみると(https://youtu.be/RyzgXm70T0s。まさに先日聴いたヴァイオリン曲と同じトーンのものであった。なるほど、面白い(些かあざといつくりのヴィデオだと思わなくもないが……)。この音楽の「過剰さ」はもしかしたら好き嫌いが分かれるかもしれないが、私は嫌いではない。演奏自体もなかなかよいことだし。

このように世界にはまだまだ自分の知らない音楽が数多くあるわけだが、もちろん、そのすべてに触れるわけにはいかない。それゆえ出会いは偶然に任せるしかないが、少なくともそれに対して耳や心を常に開いておきたいとは思う。

 

出版社のサイトでローゼン本の内容を少しばかり「立ち読み」することができる。興味をお持ちの方は是非、ご覧いただきたい:https://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?code=140670